天国大魔境 29話 感想(ネタバレ注意)ビックリの次はまたビックリ

SF

前回の最後に現れた冷気の正体について。蜘蛛だと思うじゃないですか。マルは核を破壊していないわけで、もしかしたら生きているのかもしれないと思いますよね。けど、まさかのジューイチの息子が冷気を放っているとは…。

まず第一の謎として、どうしてジューイチの息子はこのような力を持っているのかということです。近場に冷気を放つ蜘蛛がいたから全くの無関係とは思えません。かといって、直接的な関係があるとも思えないんですよね。まさか蜘蛛の遺伝子がジューイチに混じっているわけないでしょうし。

となると、以前から感想に書いていた災害後の子供の一部には何らかの能力が目覚めるのではないかというものです。もちろん、なにも根拠はありません。ただ、災害と同じ年に生まれたマルは怪物を殺す力を持っていますし、施設の子供たちも何らかの力を持っています。総じて災害後に生まれた人たちなんですよね。そして今のところ力を持った大人は登場してないんです。

以上のことから災害後に生まれた子供の一部は力を持っているんじゃないかと考えました。ただ、それにしては力をもつ子供のいるところが偏り過ぎなんですよね。ほとんどが施設にいる子供で、施設外だと今のところマルとジューイチの子供しかいません。トトリもそれっぽいですが、怪物の核を持っているという事実しか明らかになっていません。

ということは、施設は力を持っている子供を集めているのかなと思ったり。私はあの施設では子供を何らかの方法で作り出していると思ってたんですけど、私の仮説が正しければ違うということになります。

第二の謎というか、これに関してはちょっとした疑問ですね。今まで様々な力をもつ子供が登場してきました。やたらと力が強いタカ、予知の力をもつミミヒメなど。どれも常軌を逸した力なのは間違いありません。

一方で結構地味なんですよね。私たちが想像する超能力って発火させたり、雷を落としたり、風を巻き起こしたり、そういうものだと思うんです。けど、そういう力をもつ子供はいませんでした。

しかし、ジューイチの息子はまさに私たちが想像するような力を持っていました。今のところ冷気を発し、近くにいるものを一分くらいで凍らせるというものです。しかし成長して自覚的に力を扱えるよういなれば、一瞬で凍らせることができるようになるかもしれません。どうして今までこういう子供が登場しなかったのか、不思議ですよね。

29話の大まかなあらすじ
  • 冷気に目を覚ました皆は外へと逃げた
  • 子供を抱えて走るキルコだったが冷気は強まるばかり
  • そこへ現れたマルは子供を受け取り走っていく
  • しかし途中で冷気のもとが子供だと気づいたマルはその場に子供を置く
  • そして目覚めた子供は泣き出した
  • 冷気は止まった
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これがもし蜘蛛だったら

皆が寝静まっているときにこれは起きられないんじゃないかと前回の感想に書きました。普通に寒いとかなら起きられるんですけど、凍えるような寒さだとそのまま死んでしまいそうな気がしたんですよね。とはいえ、本当にそうなると物語が終わっちゃうしあり得ないよねとも書きました。

実際例外なく冷気によって目覚めたんですけど、これ子供の力だから助かったんじゃないかとふと思いました。

蜘蛛の力は、離れれば離れるほど冷気が強まる仕組みになっています。もちろん限度はあります。キルコの予想では蜘蛛から5メートルが一番強いんじゃないかというものでした。実際5メートルくらいの冷気は数秒しか経っていないにも関わらず凍り付きそうでした。それくらいの力を蜘蛛の怪物は持っていたわけです。

一方で子供の冷気は強かったんですけど、ジューイチもその仲間も凍り付いてはいませんでした。だから、本当に蜘蛛じゃなくて良かったですね。ただ子供には力のことを自覚させないと、そのうち取り返しのつかないことになりそうな気がします

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ヒルコと人間の違い

マルはヒルコと何度も接触することで、ヒルコの気配みたいなものを掴んだと言います。だから、子供が冷気の発生源だと分かりました。

分からないのは、どうして子供がヒルコと同じ気配を持っているのか、ということです。マルはあの子がヒルコだと断言していました。ということは、人間そっくりのヒルコがいるということになります。正確にはヒルコと同じ性質の人間がいる、ということでしょうか。

すっかりと忘れていたんですけど、ヒルコって元人間でしたね。そう断言できるほどの情報はありませんが、宇佐美のもとには怪物になりかけている人間がいました。そのことから人間から怪物になっているものがそれなりにいるんじゃないかと推測できます。

それとも本当にすべてのヒルコが人間なんでしょうか。でも、それはそれで納得がいくんですよね。というのも、ヒルコが登場する回数はそう多くありません。素直に受け取るならヒルコはそこまでいないということです。

馬鹿みたいにヒルコと遭遇するなら、全てが人間とは言い切れないかもしれません。しかし、ヒルコの数が少ないとなると人間がなっていてもおかしくないと考えています。

つまり、怪物の気配を持つこの子もいつか怪物になってもおかしくないということです。かといって、怪物の気配があるからと殺すわけにもいきません。

どうなっちゃうんだろうなぁ…。

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トキオは中絶じゃなかった

てっきりトキオは中絶させられるんだと思っていました。けど、トキオのお腹はすっかりと大きくなり、猿渡先生はもうすぐ生まれると言っていました。

やっぱりこの施設は悪いところじゃないような気がします。とは言え、今回の件だけで安心するのはまだ早いということは分かっています。

亡くなったタラオはトキオに逃げろと言っていました。ミーナがいる部屋のベッドも気になります。施設がどういうところにしろ、子供たちが平和に生きていけると良いですね。

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新しい仲間

施設に新しい子供たちがやってきました。ミミヒメたちよりも結構小さいことから5歳前後だと推測できます。それはまぁ良いんですけど5期生という言葉が気になりました。

今回やってきた子供たちが5期生なら、ミミヒメたちは4期生ということになります。では、3期生、2期生、1期生はどこへ行ったんでしょうか? 

そして青島が言った「これから皆さんはとても大事な時期を迎えます」とは一体どういう意味なんでしょうか。

謎が解明しそうで解明しないの、かなりもどかしいですね。

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ジューイチの復讐

いや、本当にビックリなんですけど! 

ジューイチが仲間の一人を殺してしまいました。事故ではありません。殺意をもって首を斬ったのです。種豚6号なのか9号なのか分からないですけど多分どちらかですよね。本当に意味が分からなくて25話と28話を読み返しました。それでもやっぱり理解できていないんですけど、ようはジューイチの復讐ですよね。

そもそもあの学校にいる人たちは女性ばかりでした。女性たちの街で、女性たちがお付き合いしているところ。種豚と呼ばれる男と交わることで子供を作っていた。ジューイチはとあるカップルによく選ばれていたそうです。

そして、ジューイチが脱走する際にはそのカップルとジューイチと子供が一緒でした。けど、結局見つかり逃げることに成功したのはジューイチだけでした。女性2人は処刑され、首を吊られていました。たぶんジューイチは彼女たちのことが好きで、そのカップルもジューイチのことを好きだった、あるいは気に入っていたのかもしれません。

今回ジューイチに殺された男は、脱走したと叫んだ人物でした。だから復讐したんだと思います。

私はジューイチが女性2人を好いていたという前提条件が抜けていたため本当に混乱しました。何度も読み返すことで何となく理解できたくらいです。

次回新章ということで、どういう物語が待っているのか、楽しみです。

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