天国大魔境 2話 感想(ネタバレ注意)外の世界は荒れ果てていた

SF

これは予想外。2話目で外の世界の状況を知ることになるとは思ってもみませんでした。普通だと壁の中の物語を展開すると思うんですよね。例えばトキオやミミヒメ以外にもスポットを当てて掘り下げてみたり。壁の中の大人たちの様子を描いてみたり。

でも、前回出てきたトキオに似た人物をいきなり見せてきました。驚きではありますが、知りたかったことなので嬉しかったです。とは言え、外の世界を知ったからといって謎が解けたかというとそんなことはありません。なんなら謎が増えました。そして、今のところ1つも謎が解けていません。謎が謎を呼ぶ展開です。でも、こういう展開は大好きなので、早く感想を書いて次の話を読みたいですね。

2話の大まかなあらすじ
  • マルと姉は荒れ果てた世界を旅していた
  • 唐突に宝探しをしようと言いだしたマルだったが姉は素直に応じた
  • 誰も住んでいない家を探し回った2人は満足し旅を再開した
  • そんなとき盗賊の集団と出会った
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マルとお姉ちゃん

トキオにそっくりの人物はトキオという名前ではありませんでした。

マルと言うらしい。

1話から不思議だったけど何でこの世界の人たちは名前がカタカナなんでしょうね。トキオなら時雄や世夫などあるでしょうし、マルなら丸や円とあります。そこらへんもこの世界の謎や災害に関わってたりするのかな。それとも世界観の一部でしかないのかな。

次にミミヒメのそっくりな人物が登場しました。名前は明らかになっていませんが、マルはお姉ちゃんと呼んでいました。素直に受け取るなら姉なんでしょうけど、護衛という言葉だったり本当に姉なのか疑わしいです。でも、今はそんなことはどうでも良いんですよ。

前回ミミヒメは2人の内1人がトキオにそっくりだと言っていました。つまり、もう1人いてそれは誰にそっくりなんだろうと前回に書いたのを覚えています。でもまさかミミヒメだとは思わないじゃないですか。そのことをミミヒメ本人は知っているんでしょうか。知ったうえで黙っていたのか、もう1人の顔は見えなかったのか。

おそらく見えなかったんでしょうね。というのも、ミミヒメの口ぶりだと2人が壁の外からやってきたと思うじゃないですか。でも、マルとお姉ちゃんはそんな不可思議な能力は持っておらず、食料も少ない中2人で旅をしていたわけです。

1話の出来事と2話の出来事が同じ時間に起こっているなら、ミミヒメのもとに現れるわけがありません。つまり、ミミヒメの予知能力的な何かなんじゃないかと思いました。だから自分にそっくりな人物は見えなかった、あるいは恐怖心や混乱から意図的に忘れたのかもしれません。

にしても、壁の中のミミヒメとトキオ、壁の外のマルとお姉ちゃんがそっくりってどういうことなんでしょうね。他人の空似、クローンなど様々な可能性は考えられますが、今のところは完全に謎のままです。

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怪物は実在した!

園長先生が言うあさましい怪物は子供たちを壁の中にとどめておくための方便だと思っていました。でも実際にいるんですよね…。これが園長先生のいうあさましい怪物なのかは分かりません。でも鳥というか主にカラスなんですけど、浅ましさはありますよね。その鳥のような怪物ということもあり、園長先生の言葉は信用できるんじゃないかと思ったり思わなかったり。流石に全面的に支持することはできないですけど、けど悪い大人ではないのかもしれません。まだ分からないですけどね。

にしても、この怪物気持ち悪いですね。鳥なんですけど頭はなくて胸元に触手と目が合体したような何かが蠢いていました。そんな怪物が何をするのかと思えば、家に止まってしばらくして何処かへと飛んでいきました。怪物というか、見た目通り鳥みたいな行動をしています。何なんでしょうね。

初めはマルとお姉ちゃんの会話の後に登場したから、てっきり2人を監視か盗聴をしているのだと思いました。でも2人が泊っている家を見返すと鳥が止まった家とは関係なさそうなんですよね。だから2人とは関係ないのかなぁと思いつつ、無関係の怪物をわざわざ3ページもかけて描写する意味ってないですよね。まぁ単純にこんな怪物が外の世界にはいるんですよーみたいなお披露目の可能性もあるんですけど。

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一人称は僕

1話のときから思ってたんですけど、ほとんどの登場人物が男女関係なく一人称が僕なんですよね。そういう時代と言われると元も子もないんですけど、物語となると全てに意味があるんじゃないかと考えてしまう癖があって、一人称が僕なのも重要なファクターなんじゃないかと思っています。じゃあ何なのと聞かれると困ってしまいますが。

でも、やっぱりおかしいと思うんですよね。外の世界ではマルが俺と言っていてあまり関係なさそうなんですけど、お姉ちゃんと中の住人は僕なんですよ。つまり、マルとトキオではなくミミヒメとお姉ちゃんが物語的には重要なんじゃないかって。

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荒れ果てた世界は予想以上に荒れ果てていた

ぱっと見そこまでの荒れ方はしていません。だから、1話のときは言うて大したことないでしょと思っていました。でも今回明らかになったことがあります。

ほとんどの建物は残っているけど、そこに住まう人たちが誰一人残っていませんでした。残っていたとしても死体だけ。何らかの災害があって多くの人が死んだんだとお姉ちゃんが言っていました。そして、そのあとに餓死した人がいた。2人が家で見つけた死体は飢えに苦しんだ人たちでした。

分からないのは、何をどうしたら飢えるのかということです。おそらく災害が関係しているんでしょうけど、怪物がいるということは怪物関連の災害だと思います。せいぜい怪物に人々が襲われるくらいのものだと思うんですよね。そりゃ多くの人が死ぬでしょうけど、餓死になる理由が分かりません。

あまりにも多くの人間が死んで、生産や物流が止まってしまったとか? 

でもそれだけ多くの人間が死んだのなら多くの備蓄があるだろうし餓死はしないと思うんですよね。なんでこんな世界になっちゃったんだろうね。

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楽しそうな宝探し

荒れ果てた世界に生きている2人。シリアスな展開になりそうなものですが、2人はお気楽な感じでした。宝探しと称して他人の家を荒らしまわったり、お姉ちゃんに至っては勝手にトイレで糞してるしw 

てか、久しぶりに漫画で女性キャラクターが大便してるシーンをみました。でもそんな性癖ないんで別に嬉しくはなかったです。正直汚いものは萎える。

これだけ荒れ果てた世界だと、やっぱり物は残っていないようです。2人が勝手に取って言っているように、他の生き残りも取っているらしいんですよね。だから、2人は楽しそうに宝探しをしていましたがろくなものは見つかりませんでした。

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食料不足は辛いよ

食料が見つかれば超ラッキーなんでしょうね。何がどうなったらこんな食糧不足に陥るのか謎ですが、災害後の世界では相当な食糧不足に陥っているようでした。

結局宝探しでは食糧は見つからず、缶詰の量を増すためにそこらへんの草を食べるという荒業。結果青臭くて食べられないうえに缶詰めも混ぜているからそっちも台無しという。悲惨すぎる…。

あちこち旅をしている2人ですら食糧不足なんだから一か所にとどまっている人はもっと大変そうです。それとも自給自足できてたりするんだろうか。もしそうなら2人もそうすれば良いのに。と思ったんですけど、そもそも2人は目的があって旅をしていたんですね。

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目的地は天国?

その目的というのが今回明らかになりました。盗賊が常套句のように言った天国に連れて行ってやるという言葉。お姉ちゃんはその言葉を真に受けたのか知りませんが盗賊たちに案内を要求しました。

天国ってっぱり壁の中なのかな。普通に考えるとそうですよね。衣食住があって教育も受けられる。怪物に怯える必要はありません。まさに天国のような場所です。

私はてっきり壁の中は悪いところだと思っていました。だって定番じゃないですか。ディストピアな空間はろくなものではありません。けど、外の世界の現状を知ると壁の内が悪いところとは思えませんでした。

そりゃ大人たちも壁の外について黙ってますよ。子供って好奇心旺盛だから、どれだけ危ないと分かっていてもついつい行ってしまうものです。だったら初めから黙っておくのが一番。

ただ、そんな単純な話ではないと思うんですよね。外は怪物がいて危険だから地獄。内は怪物はいなくて衣食住がしっかりしてるから安全。その通りなんですけどこうなるきっかけがあったわけで、そこらへんの事を知らないと何とも言えないですよね。

それに何度も言っていますが、子供ばかりというのが不自然です。大人たちは何処に行ったの? トキオとマル、ミミヒメとお姉ちゃんが似ているのはどうして? 今のところ謎しかないので、どちらが良いとは言えないですよね。

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