処刑少女の生きる道 1話 感想(ネタバレ注意)アンチ異世界転移ものなのかな?

ファンタジー

学校から帰った男はそこにいた。男は気づいたときには魔法陣らしきものの上にいて、前方には王様と魔法使いらしき人物がいた。男は彼らに話を聞こうとしたが無視をされる。それどころか不要認定されて追い出されてしまった。途方に暮れていた男だったが神官の少女が現れた。

メノウと名乗る少女が男の事情を聞くと「迷い人」と言った。迷い人とは、異世界から迷い込んでくる人間の事なのだという。そう頻度が高いものではなく、稀になんだそう。

そこまで話を聞いた男は元の世界の知識で成り上がれないかと考えたが、すでにこの世界はそういった知識で溢れかえっていた。落胆する男に言った。泊るところがないなら教会に泊まらないか、と。こうした男の異世界冒険が始まるのであった。

*このブログでは処刑少女の生きる道のコミカライズ(漫画)の感想を書いています。小説(原作)ではありません。

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唐突な終わり

いやー、普通さ。こうして物語が始まるわけでしょ。無能力者だから追放されたけど実は違った。その力で見返してやる! 1話完結!! みたいな。定番中の定番じゃないですか。しかし処刑少女の生きる道は違って、能力者だと分かった途端に優しかったはずの神官の女の子に殺されてしまいました。

バッドエンドじゃん! これってつまりループものか!? と思わんでもないんですけど、タイトルから想像するに神官もとい処刑人のメノウが主人公なんでしょうね。ビックリと言えばビックリですが、こういう見せ方も定番化していますよね。

正直な話この男が主人公じゃないということは1話の中盤で分かりました。だって普通ならメノウの名前が明らかになったときに自身の名前も言うじゃないですか。そうしないと読者に認識してもらえませんし、何時までも名前を呼ばずにやっていくのは厳しいですよね。

けど、そこで名前が明らかにならなかった。つまり主要人物じゃない、という予想ができたわけです。この程度でドヤるなと言う話ですね。

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アンチ異世界転移もの

衝撃的な1話だったわけですが、つまるところアンチ異世界転移ものという認識で良いのでしょうか。たったの1話だけでジャンルを固定するのは微妙かもしれませんが、まぁそう間違っているとは思えません。

異世界モノをふんわりとしか知らないとこうした展開には驚くかもしれません。なにせ一般的に言われる異世界転移もの、あるいは転生ものは絶大な力をもつ主人公が地球から異世界にやってきて好き放題に暴れるというものなわけですから。しかしそれは本当にごく一部の異世界ものの話であって、実際は数多くの異世界ものが存在します。その一つとして定番化しているのがアンチ異世界転移、転生ものです。

私が小説家になろうを読んでいたのは2009年から2015年くらいまでで、ぶっちゃけ昔のことすぎて具体的なタイトルは思い出せませんが、その時点で力をもつ転生者や転移者を力をもつ現地の主人公が退治するといった話がそれなりにありました。

それから5年も経っていて、小説家になろうには数十万もの作品があると考えるとありふれていてもおかしくありません。そんなこともあり、こういう展開にはそこまで驚きはしないものの、それでも今後に期待できそうな画力や展開だと思いました。

まぁ相手を油断させるためとはいえ、メノウの言動はいささかやりすぎのように見えましたが。ああいうわざとらしい言動ってあまり好きじゃないんですよね。よく分からないんですけど見てて鳥肌が立つときがあります。今回はかなりギリギリのところでしたw

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男の謎

凄く不思議なところがあって、男は無能力者だからこそ追い出されたわけですよね。少なくとも男はそういう認識でした。読者的にはそこらへんの描写がなかったので何とも言えませんが…。でも実際は男には能力があった。

光を放つと銅像が消えた。転移なのか消滅なのか、具体的なことは分かりませんが、どちらにしろ強力な能力なのは間違いありません。そんな能力を持っている人間を無能力扱いにする国の人たちは一体…。

単純に国の人間が無能だった説。この力ですら無能力に近い微々たるものだった説。男の勘違いで国側が無能力者を求めていた説。正直どれもしっくりこないんですよね。なんなら無能力か否かを判断する人間が意図的に逃がしたとか、そういうことのほうがあり得るような気がします。ここらへんは今後に期待ですね。

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処刑人の存在意義

タイトルにもある処刑。メノウがその処刑を行う処刑人だということが1話で分かりました。ただ分からないのが、どうして処刑人なんてものが存在するのかです。

見たかんじ異世界に無理やり連れてこられたわけですよ。そんな人間を能力者だからという理由で殺すって怖くないですか。もちろん、危険な人間がいるのは分かります。今回の男も力を持ったことで増長してましたし。そういう人間を何とかする必要があるのは分かります。

一方で心優しい人間もいるわけですよ。そういう人すらも問答無用で殺していくのが処刑人だと思うんですけど、それって逆に危険だと思うんですよね。

絶対に迷い人の対抗勢力があるでしょ。今はなかったとしても後々そういう物ができて争いが生まれるかもしれません。

さっきも言ったように、そもそも勝手に連れてこられた、ようは誘拐されたわけで、にもかかわらず異世界人の都合で殺されるって超理不尽じゃないですか。

まだ1話でなにも事情が分からないからこその考えなのは重々承知ですが、地球人としては処刑人の存在はどうなんだろうなぁと思いました。

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