薬屋のひとりごと 3話 感想(ネタバレ注意)壬氏の仕事と媚薬の正体

ミステリー

猫猫は壬氏から頼まれた媚薬を調合するため医務室に訪れた。そこには2人の人間がいた。1人は白粉の件の時にもいた医者。猫猫いわくヤブ医者らしい。もう1人は武官のような大男だったが、後宮にいるということは宦官なのだろう。

大男・高順の案内により調剤室にやってきた猫猫は手始めにと室内を調査する。あちこちに棚があり、中には薬の生成に役に立つものばかり。

そういうこともあって猫猫は嬉々とした表情を浮かべながら、壬氏に呪いの踊りなのかと突っ込まれるような動きをしていた。こうして猫猫の媚薬づくりが始まったのである。

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壬氏の役割の1つ

彼はどうして後宮に居るのか、前から謎の存在だった壬氏。そんな壬氏に迫る複数の妃。

妃と言えばいずれは国母となる人物ですよね。帝との間に子供をもうけ、男なら皇帝になる可能性があります。

当然重要視されるのは血筋です。もし、皇帝の血筋でもないのに皇帝の地位に立ったら…。まぁ時代を考えるとそう簡単に証明することはできないでしょうが、万が一にも妃に不貞行為があってはいけません。皇帝の威信にも関わってくることです。

となると、1番は男を後宮に入れないことですが、おそらく壬氏の口ぶりからしてそうもいかない事情がありそうです。では、どうしたのか。壬氏を試金石として利用する。

確かにあの美貌であれば、宦官だとか関係ありません。貞操観念が薄い妃だとあっさりと食いつきそうです。で、実際3話では下級妃2人に中級妃1人に誘惑された。

でもこれ、女性の視点に立つと仕方がないことでもあります。いかに皇帝のためとはいえ、自分が選ばれる可能性が低いにもかかわらず後宮に住まわされるのはストレスです。

しかも、下級妃となると1回夜伽に来るかどうかのレベルです。そうなると別の男に走るのは当然ですよね。でも、時代を考えると背信行為として処刑されそうな気もするけど、どうなんでしょうね。壬氏の口ぶりからして、彼は皇帝の近い立場のようですし。

壬氏としてもうんざりしそうな立場ですよね。試金石とはいえ多くの女に言い寄られ、男には催淫剤入りの饅頭を渡される。もてない人間がもてるようになると嬉しいかもしれませんが、生まれながらにしてもてまくる壬氏からするとありがちな展開です。だからこそ、猫猫のことを気に入っているんでしょうね。

2話の感想で、猫猫の表情に反応しないあたりドMなんじゃないかと言いましたが、3話でその可能性が爆発的に高まりました。マゾヒストではないと否定はしているものの、猫猫の表情を思い浮かべてニヤニヤしているあたりほぼ間違いありませんw

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ヤブ医者

猫猫はヤブ医者と一蹴していましたが、本当にヤブ医者なんでしょうか。そりゃ確かに白粉のときは両妃の間でオロオロしていました。でもあれって梨花妃が恐ろしかっただけなんじゃ、という気も。ただ、それはそれで納得がいかないのが御子の連続死です。結局東宮も亡くなってしまいました。

調べたんですけど、こういう歴史ミステリーだと白粉の毒は鉄板ネタなんだそうです。創作で鉄板ネタだからと言って現実でも気づけるのかというとそんなことないとは思うんですけど、けど医者なら気づいても良いと思うんですよ。でも、これはこれで時代の問題なんでしょうね。

Wikipediaで調べたところ、7世紀に水銀が含まれた白粉が中国から日本にもたらされたそうです。その結果、白粉は人気商品となったものの、多くの人が鉛中毒などで亡くなったとか。

薬屋のひとりごとが中世の中国風だと考えるとかなり微妙な時期です。知っている人は知っているだろうけど、知らない人は知らないみたいな。

実際の歴史でも大正天皇の脳症は白粉が原因だとされています。しかも、明治天皇の子供9人が脳症が原因で亡くなっています。

これ1880年代のことです。限りなく現代に近い時代にも関わらず、天皇という日本の象徴の家で起こったことと考えると、やっぱり中世の医者であっても知らない可能性が高いですよね。

でも、白粉による中毒を娼館で何度も見てきた猫猫からすると、そのことが分からないのはヤブなんでしょうね。そんなヤブ医者は若い女が医務室にやってきたことでジェラシーを感じているとw

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媚薬の正体はチョコレート

猫猫が作ると言ったものは媚薬ではなくそれに準ずるものです。そんなこともあって一体どんなものを作るんだろうとワクワクしていました。結果、チョコレート。

え、チョコレート?

驚きです。

だって、チョコレートが媚薬なら世界中発情しっぱなしじゃないですか。そんな馬鹿な、と思って「媚薬 チョコレート」と検索したところ出てくる様々な面白話。

作中でも酒は薬だけど、慣れている人には効果が薄いと言われていました。そのことから分かるように子供のころから食べなれている現代人にはチョコレートの媚薬効果がないんでしょうね。

一方で中世となるとチョコレートの原料は高価なものばかりです。チョコレートそのものとなると相当高いはず。しかも、気温が高い場所だと溶けてしまい、お金持ちであっても中々食べられないものなのかもしれません。

現にお偉いさんである壬氏には媚薬の効果がありました。とはいえ、侍女たちの乱れっぷりを見ると、壬氏は耐性るあるのかもしれません。その耐性をチョコレートで付けたのか、それとも他のものなのかは分かりませんが。猫猫に触れるまでまともに見えましたから、相当なもんだと思います。

一方であれこれと毒を体内に入れている猫猫は自信があるらしい。ということは、チョコレートは食べなれているのかと思いきや、まさかの子供のころに1回だけ。しかも、その1回は十分に効き目があり、かなりポヤポヤしていました。ポヤポヤ猫猫も可愛いなぁ。

でも、1回しか食べたことがないということは耐性はないはずで…。どういうことなんだろうか。猫猫はパンをチョコレートに浸して食べるつもりみたいでした。

まぁ結局侍女3人が食べて、エッチだな~だったんですけど。

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媚薬は危険なもの

結局壬氏に大した効果を発揮しなかった媚薬ですが、もし効果抜群だったらどうなっていたんでしょうか。いや、考えるまでもありません。妃だろうが宦官だろうが男だろうがお構いなしに魅了して大〇交まったなし。それはそれで見てみたいものですけどねw

何となくですけどアニメ化したらそんな同人誌が出そうな気がするッ!

今のところ皇帝は出てきていません。しかし、妃に会いに何時かはやってくるはず。その何時かが今日だったら、壬氏と皇帝はどうなっていたのか!?

まぁ結局壬氏はちょっと馴れ馴れしくなるだけでピンピンしていたわけですけど。

でも侍女3人はやばげでした。猫猫は恥じらいもなく侍女の股を確認し、何事もなかったと言いました。ということは本当に何もなかったんだと思います。そのことを考えるとチョコレートを食べたことがなくて、効果が強すぎたってことなんでしょうね。酒に酔い過ぎて寝ちゃうみたいな。

でも、もしある程度の耐性がありつつ効果もあったら。エッチだなぁぁぁぁぁ~。

真面目な話をすると怖いですよね。現代ではありふれているチョコレート。しかし、食べなれていない過去の人からすると媚薬になる。チョコレートを食べなれていない人たちに普及したとき大丈夫だったのかな。

まぁ流石に薬屋のひとりごとは効果を誇張していると思うので、ここまでの効果は現実ではなかったでしょうけど。けど、実際に媚薬の効果があると言われていることから多少は気分が上がったはず。

こういう歴史の転換期みたいなものが好きなんですけど、どう調べても中々出てこないんですよね。考えれば考えるほど当時の人たちがどうしていたのか気になります。

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