九龍ジェネリックロマンス 28話 感想(ネタバレ注意)楊明めっちゃ良い人!

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以前の感想に鯨井は何もないから真実を聞くのが怖い、みたいなことを書きました。

何かを持っているならそれがアイデンティティーとして自己を保つことができるけど、もし何も持っていないならアイデンティティーを失い発狂してもおかしくありません。

それは鯨井が真実を聞かなかった理由として上げています。だから、私も鯨井には何もないからね、みたいなことを書いたんですけどあるじゃないですか!

楊明。彼女は今までの言動からも分かるように鯨井令子のことを知りません。つまり、現在の鯨井自身の手によって得たものです。アイデンティティーというには無理がありますが、今の鯨井の存在を証明してくれる人物なのは間違いありません。

それは工藤も同じじゃんと思う人はいるかもしれませんが、工藤は鯨井令子を知っているどころか恋人関係にあったためやはり楊明とは異なる人物です。そんな工藤を鯨井が自己を確立するための存在として認識できるかというと難しいでしょう。というか、工藤は鯨井に嫌いだって言っちゃってますしね。無理があります。

でも、楊明ならそれができるんですよね。

まず自分で出会っている。これだけで十分に今の鯨井を証明できる存在ですが、楊明は親友と言っていいくらいの人物です。鯨井がクローンかもしれないと語っても、鯨井を否定することはありませんでした。鯨井Bが死んでいるということや、その部屋にいるという事実には怯えていましたが、鯨井から離れていこうとはしませんでした。それどころか鯨井の部屋に残ってくれるみたいです。まぁ残ってくれるのはさっき聞いた話が怖くて一人で居たくないからですけどねw 

でもそうやって近くにいてくれる人がいるだけで精神は落ち着くものです。とくに鯨井のように自己の定義が曖昧で、そのことで苦しんでいるなら他者の存在を感じるだけで安心できると思うんですよね。

あくまでも想像でしかありませんが、もし自分がこういう立場になったら誰かがそばに居てくれるだけで落ち着くんじゃないかって。だから、とりあえず楊明がいてくれる間は鯨井も大丈夫なんじゃないでしょうか。

ただ怖いのが、鯨井の状況ですよね。何がどうしたらこういう状況に陥るのか分かりません。鯨井はクローンかと思えば、記憶喪失なだけかもしれないし。色々と鯨井の知らないところで動いている人がいますし、もしこれが何らかの策謀だったら楊明が殺されてもおかしくありません。

そんなことをするだけの価値が鯨井にあるとは思えないんですけど、こういう状況に陥らせた人物がいるならそういう可能性が全くないとは言い切れないですよね。だから、楊明がいるから大丈夫と安心していると、後でとんでもない目に合うんじゃないかと読者的には不安になってしまいます。

28話の大まかなあらすじ
  • 鯨井と楊明は談笑をしていた
  • そこで鯨井は自分が知っている真実を話す
  • 楊明は鯨井Bが死んでいるという事実に怯えるも、クローンであるかもしれない鯨井を励まそうとしていた
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楊明の新しい仕事

楊明の新しい仕事は、前回と同様にミシンを使うものでした。ただ前回と違うところは、楊明が良いと思える仕事だということ。ノルマはないし残業代も出る。働いている人たちは良い人ばかりだし、取引先にはイケメンがいる。確かに天国に見えますね。

私もこういうところでなら働けそうな気がする、と思っていてもいざ働いたら無理なんでしょうね…。私は一か月くらいバイトをしたことがあるんですけど、そのときは色々と嫌になって逃げだしたんですよね。でも、よくよく考えてみるとすごく働きやすいところでした。

人間関係どうこうと言えるほど会話することはなかったし、仕事量だって基本的には暇。給料はもちろん貰える。具体的に何をやっていたかは言わないですけど、多くの人からすれば天国のような職場であり仕事でした。でも結局一カ月で辞めてますからね。そう思うとしんどいです。

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てか、あっさりと言ったよね

これ割と驚きだったんですけど、鯨井はあっさりと楊明に話してしまいました。

こういうことって隠しがちだと思うんですよね。とくに鯨井の場合は、自分は鯨井ではなく鯨井Bは死んだってとんでもないことじゃないですか。

場合によっては楊明が離れて行くかもしれないし、最悪真実を知った楊明も命を狙われるかもしれない。みたいに、アレコレと考えた結果なにも言えず「また嘘をつくんだ…」みたいな感じでギスギスするってのが定番です。

まぁ鯨井は楊明に嘘をついたことがないので、仮に言わなかったとしても二人の関係には何の影響もないんでしょうけど。だから、鯨井は隠すと思ったんですけどあっさりと話したから驚きです。

でも、鯨井は話して良かったですね。話さないことには真の意味で楊明と親しくなることはできないだろうし、親しくならなければ鯨井は今よりも心細い思いをしていたはずです。けど、話したことで楊明は慰めてくれたし、楊明という存在が鯨井の心の支えになったと思うんですよね。

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クローンの噂

クローンの噂は大したものではありません。だって、現実にもこういう噂はありますよね。けど、クローンが実在するうえでこういう噂が流れているということは、内部から情報が洩れているかもしれないということです。ただ、これも憶測でしかありません。

個人的に気になったのは、書き込みが消されたという楊明の言葉です。ただの噂なら放置しておけば良いですよね。けど、わざわざ消したということは内部からの情報かもしれません。

だってそうじゃないですか。消すということは陰謀論者に餌を与えるようなものです。そんなリスクは承知の上で消したのであれば、そういうことですよね。

そんなクローンというか、正確にはジルコニアンと呼ばれるものの噂についてきたものがジェネテラ計画です。具体的にどうこう書かれてたわけではなく、あくまでもジェネテラ計画の裏で研究しているのがジルコニアンなわけですが、ここでジェネテラ計画が出てくるあたり何かしら関りがありますよね。

そして、ジェネテラ計画に参加したのが蛇沼で、その蛇沼は鯨井を調査している。少しずつ点と点が線で繋がっているような気がします。気のせいかもしれないけどw

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