九龍ジェネリックロマンス 24話 感想(ネタバレ注意)工藤と鯨井の関係が加速する

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おお…こうきたか。というか、ようやくこうなったか。が正しいんですかね?

工藤は鯨井の状態・状況を知っているはずで、鯨井も自分の状況を理解しつつあった。読者的にはそろそろ答え合わせしてほしいというか、鯨井の気持ちを考えるなら工藤は色々と教えるべきなんじゃないかと思っていました。

鯨井が自分の不可解な状況を知ったのが8話のことです。それから色々とあって、そのたびに工藤は言うんじゃないか、鯨井は聞くんじゃないかと思っていました。でも、そうじゃなかったんですよね。互いに何を思ったのか、誤魔化しながら生活を送っていました。

でも、互いに不可解な状況だと分かっていながら普通の生活を送るって無理ですよね。精神的に良くないというか、ただただストレスが溜まって病みそうです。だから、互いに鯨井という存在について語りだしたのは良い流れだと思います。

まぁそれが双方にとってプラスに働くかは分からないですけどね。

24話の大まかなあらすじ
  • グエンに真実を言われ、工藤に嫌いだと言われた鯨井は上の空だった
  • 何事もなかったかのように振舞う工藤と食事するときでも仕事をしているときでも
  • 支店長にゴミ出しを頼まれた2人はゴミ捨て場へと向かい、本音を吐露し始めた
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全否定される気持ち

これ前話の感想でも言ってることですけど、きついっすわ。鯨井自身も薄々とは感じていたことですけど、だからと言って明言されて辛くないというわけではありません。

鯨井令子は死んでいて、今の鯨井はその枠に収まっているだけ。しかも、枠に収まるとは言ってもゲームじゃないんだからそんな簡単な話ではありません。

どうやって存在しないはずの鯨井令子を作り出したのか。鯨井が自分の記憶喪失に疑問を抱かなかったのはどうしてなのか。工藤は分かるけど、それ以外の人々は鯨井の性格が変わって何も思わなかったのか。考えれば考えるほど歪な現状が見えてきます。

そして、歪な現状は誰に刺さるかと言えば、中心にいる鯨井です。自分は何者なのか、生きる価値はあるのか。そういう哲学的な考えはありがちですが、鯨井に関しては本当にこういう考えをしてもおかしくないというか、こういう考えしかできないと思います。

自分は確かに鯨井としての自意識を持っているけど、鯨井令子でないことは今までに得た情報やグエン・工藤の証言により確かなものになりました。鯨井の状況を自分に置き換えると、本当に何も言えないですよね。こういう考えれば考えるほどド壺にはまる感じ、嫌いです。

ただ私はかなり楽観的に考えるため、ぶっちゃけこういう状況に陥っても大丈夫だろうと思っています。客観的に考えるとこういう人間こそすぐに発狂しそうな感じですが、それでも大丈夫だと断言したいです。

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工藤の気持ち

何度か工藤の気持ちについては言及してきましたが、こうして新事実が出てきたので改めて工藤の気持ちを考えてみたいと思います。

工藤の恋人「鯨井令子」は何らかの理由によりこの世にはいない。妄想だったとか、そういうことではなく死んだということです。そこへ鯨井令子とまったく同じ容姿・体つきをした人物が、鯨井令子の家に住み着き、同じ職場に出勤してくる。そして、鯨井令子とは性格は異なるけど、好みなんかはそっくりで、次第に工藤に惹かれていった。

この鯨井を工藤が連れてきたのか、気づいたときには居たのか。そこらへんの違いにより工藤の気持ちも多少は変ってくるんでしょうけど、鯨井と親しくなる気がないなら最終的に行きつく先は嫌悪感だと思います。だから、工藤の気持ちは分かるんだけど、前回の嫌い発言が理解できませんでした。

そもそも、工藤は本当に鯨井を嫌っていたのかという疑問があります。だって、今まで何だかんだ鯨井と仕事をしてきたじゃないですか。しかも、休日出勤と言いながら荷物を運んであげたり、本当に嫌いだったらそんなことはできないと思うんですよね。少なくとも私には出来ません。それとも分別を弁えている大人はこうやって感情を押し殺し、好意的に振舞っている素振りをするんでしょうか。

でも、嫌いな相手にも好意的に振舞うのって大人ってほど大人でもないですよね。とくに相手が自分のことを好いているのなら、キッパリと一線を引くことは大切だと考えています。だから、工藤は鯨井に嫌いだって言ったんでしょうか。

初めはいつかのキスみたいに寝ぼけた状態だと思ったんですけど、前回を読み返せばしっかりと目は空いているし今回だってちょっとだけ気まずい様子でした。

色々と考えらっれることはあるけど、どういうことなんだろうね。

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鯨井再び視力を悪くする

鯨井Bは言うまでもなく視力が悪く眼鏡をかけていました。だから、クローンの鯨井も同じく視力が悪いはずなんですけど、なぜか視力が回復する事態に。

あれ当初は蛇沼製薬の目薬だと思っていました。世界観がSFだし、そういう目薬が開発されたんだろうなぁって。けど、あれ以降目薬の話題は出ないし、今回鯨井は目薬を挿していたにもかかわらず視力が悪くなってしまいました。ということは、蛇沼製薬の目薬は関係ないってことですよね。

目薬は関係ないのに視力が回復したってことは、やっぱり鯨井のクローンとして作られたからなのかな。実は1話の時点では鯨井は作られたばかりでクローンとしては不完全だったけど、時間の流れによりクローンとして完成した、みたいな。でも、いきなり視力が回復して、いきなり視力が悪くなるって、そうじゃないとあり得ない話ですよね。

本来なら視力が悪くなれば眼鏡をかけるかコンタクトをします。じゃないと危険です。とくに九龍のような雑多なところは。けど、鯨井は鯨井Bと同じになることを拒みました。ただの眼鏡だろって思う人もいるでしょうが、今の鯨井が鯨井令子ではないと明らかになった以上自分らしさ、つまりアイデンティティーを持たないと自我が崩壊してもおかしくありません。

だからこその眼鏡の否定。まぁ視力の悪さはコンタクトがあるので何とかなります。けど、鯨井がクローンだって現実はどうしようもないんですよね。本当にどうしようもありません。

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工藤は割と冷静

鯨井の問いに対する工藤の言葉がカッコよかったです。

「知らないのは、お前の方だろう」

鯨井からすればカッコいいと思う余裕はないでしょうが、私としては妙にカッコよくて「おお」となりました。なんでこんなにカッコイイんでしょうね。やっぱり描き方なのかな。

ところで、工藤が冷静だったのには驚きました。まぁいつか鯨井が自覚することだということは分かるので、そのときがくる覚悟をしていたんでしょうね。それとも最近の鯨井の言動から察していたのかな。いずれにしろ工藤はとても冷静でした。

かといって、鯨井を責めるような口ぶりではありませんでした。前回嫌いだって言っておいてのこれなんだから増々よく分かりません。

そして最後の鯨井の気絶。どうなっちゃうんだろうなぁ。

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