猫イジメに断固NO 感想(ネタバレ注意)猫虐待動画の投稿者を追う素人探偵たち

ドキュメンタリー

『猫イジメに断固NO!: 虐待動画の犯人を追え』という、ふざけたタイトルからは想像できないドキュメンタリーでした。

イジメなんて言うから猫に酒を飲ませたとか、そういうものを想像していました。 ちなみに猫に酒を飲ませた海外の実況者がいるんですけど、彼女は炎上しました。ということもあり、そういうレベルのものを想像してドキュメンタリーを見たら、まさかのグロテスクで凶悪な事件を取り扱ったドキュメンタリーだったとは…。

猫をイジメたとか、虐待したとかそんなもんじゃありません。文字通り殺害していました。 しかも、想像を超えた惨さの殺し方です。猫や犬などペットを飼っている人なら誰もが怒りに震える方法でした。そして、ドキュメンタリーの中心人物として登場したディアナとジョンはその怒りにより行動を起こした人たちです。

猫の殺害動画を投稿した男を追った結果、殺人事件へと繋がるドキュメンタリー「猫イジメに断固NO!: 虐待動画の犯人を追え」を紹介したいと思います。

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子猫を殺害し動画を投稿した男

始まりの動画はこうです。

子猫2匹を袋に詰めて、掃除機で空気を吸いだす。 そして、呼吸ができず子猫は死亡。

当たり前ですがいくら規制が薄いNetflixとは言っても子猫の殺害シーンは流していません。しかし、殺害直前までの映像はありますし、掃除機の音や死後硬直した子猫の死体は映っています。 なので、そういうのが駄目な人は精神衛生上視聴を止めたほうが良いかもしれません。

話を続けると、その動画をみたディアナというカジノのアナリストとして働いている女性が立ち上がりました。犯人を見つけるためにFacebookにコミュニティを立ち上げたのです。

はじめは少なかったメンバーですが、次々犯人が猫の殺害動画を投稿したため瞬く間にメンバーが集まってきました。その内の1人がジョンという男性です。

彼はとても有能で、動画を分析して映っている物などから彼の所在地を特定できないかと行動していました。その結果、ロシア人なんじゃないかという話になりましたが犯人はとても狡猾でした。

ロシア人だと疑った根拠は背景の声です。周囲から聞こえる笑い声や話し声がそうだったから。しかし、さらに分析をした結果、わずかに聞こえるクリック音と共に消える声から録音だと判明。 しかも、その音声と同様の動画がネット上にあったためロシア人としての根拠を失いました。

とはいえ、動画を分析するという行為は間違っていませんでした。動画内に映っているタバコや掃除機から北アメリカ、あるいはカナダの人間であることが分かったのです。

そこから一気に展開が変わります。

今までは猫だけでした。しかし、猫を殺し動画を上げるような人物が果たしてそこで終わるでしょうか。いいえ、彼は人を殺し、その動画を投稿したのです。 というのが、このドキュメンタリー半分の大まかな流れです。

本当に大まかな流れなのでかなりの部分を省いています。例えば犯人を追う過程で模倣犯を自殺に追い込んでしまうという事件。他にも色々と話していない部分があるので、猫イジメに断固NO!: 虐待動画の犯人を追えを見る際は初めから視聴することをオススメします。

話を戻すと、私が知らないだけでこの犯人は有名人でした。 というか、ほとんどの日本人は犯人「ルカ・マグノッタ」のことを知らないと思います。

彼はジュン・リンという中国人を殺害し、そのようすを撮影したのち動画共有サイトに投稿。切断した遺体をカナダの各党の事務所に送りつけました。このような凶悪な事件のためカナダでは大きく報道されたようです。 そんな人物を初めから追っていたのがディアナやジョンというわけです。

とは言え、このドキュメンタリーが事件をリアルタイムに追っていたわけではありません。リアルタイムに追っていた人たちを当時の映像と共に振り返るという、まぁドキュメンタリーとしてはありふれたものになります。

しかし、一連の流れが面白い、というのは実在の事件のため不謹慎ですが、ドラマ染みているのは確かです。

猫を殺害した犯人を追う。 名前を調べるとセレブのような暮らしぶり。 でも、その写真はどれも合成したもので、彼のファンサイトも同一人物が作ったとしか思えない要素が見つかる。その犯人からディアナが働いているカジノ店の動画が送り付けられ、そして殺人事件が起こる。

あまりにも出来過ぎていてドキュメンタリーを装ったドラマ「モキュメンタリー」を見ているようでした。しかしどれも現実に起きていて、ルカ・マグノッタを追い続けていた素人のサイバー探偵が多くいたのも事実です。

そして、私が最大の見どころだと思っている終盤。逮捕されたルカ・マグノッタがマニーに脅されてやったことだと主張します。マニーという人物はドキュメンタリーの3話からチラホラと名前が出てくるんですけど、ルカ・マグノッタの周囲の人物いわく数年前から殴られるなど虐待されていたのだと。

そのこともありルカ・マグノッタの母親は、マニーという人物から脅されて人殺しや猫殺しをしたのだと主張しています。このマニーという人物、確証に近いレベルの仮説があるんですけどこれが本当に面白かったし、それがその通りなら視聴者ふくめまんまとやられたんだろうなぁと感心しました。

とはいえ、その事実に乗っかりディアナが言った最後の言葉は余計だったと思います。 確かに広めることは悪なのかもしれません。けど、ドキュメンタリーを作って公開している時点でそんなことを言う資格はないでしょ、というのが私の本音です。

そして、ブログに書いて多くの人にこのドキュメンタリーを見てほしいと思っている私もディアナのように言う資格はないと思います。 まぁ、なんであれ猫イジメに断固NO!: 虐待動画の犯人を追えというドキュメンタリーは非常によく出来ているので是非見てください。

不謹慎ですが楽しめると思います。

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