アティエ 感想(ネタバレ注意)トルコの歴史ミステリーが面白い!

ドラマ

アティエは子供のころから書き続けている絵があった。そのことを不思議に思いつつ、答えが出ない日々が続いた。そんなときとあるニュースを見て愕然とした。それは遺跡から発掘されたという岩絵だったのだが、アティエが子供のころから書き続けている絵とまったく同じだったのだ。

時を同じくしてアティエは他の人には見えていない少女と老婆を見るようになった。絵と見えない人には何か繋がりがあるかもしれない、そう考えたアティエは遺跡に向かうことに…。というのがアティエの1話のあらすじになります。

アティエというドラマは一応歴史ミステリーという位置づけになるんでしょうか。正直にいうと歴史要素はそこまでありません。

いや、めちゃくちゃ歴史が関わっているのは間違いないんですけど、じゃあ現実の歴史と関係があるかというとそうではありません。

ということもあり、果たして歴史ミステリーと呼んでも良いのかという疑問はありますが、架空の歴史と信仰、そして現代に受け継がれる力、といった感じで刺さる人にはぶっ刺さる設定なので、これらを聞いてビビッと来た方はすぐに見てください。損はしないと思います。

なんとも思わなかったので…という人にもぶっちゃけ見て欲しいってのが私の本音です。先ほども言ったように歴史要素はあるものの、現実のものではないですしやたらと語るものでもありません。

そのため歴史は苦手だから、という人は安心してください。私の印象としては、アティエはかなりのミステリー要素が存在します。

どうしてアティエにだけ子供と老婆が見えるのか。どうして発掘された岩絵とまったく同じ絵を描き続けていたのか。

どうせこういう展開なんでしょ、と想像はできます。私もしましたから。けれど、面白いことに外れるんですよね。とくにアティエだけに見える子供と老婆の謎は予想外も予想外でした。

他にもヒューマンドラマも見どころです。とくにアティエと婚約者のオザン、岩絵を発掘した考古学者のエルハン。この三角関係はドキドキものでした。人間関係にしても予想外の繋がりがあったり、とても複雑なものとして描かれています。

歴史、ミステリー、恋愛、ヒューマンドラマ、とにかく見どころ満載のエンタメ作品なので多くの人に見てもらいたいです。

ただ悲しいかな、トルコドラマであること、吹き替えがなく字幕しかないこと、ということもあり日本での認知度はないに等しいんですよね。

面白いのになぁ…。

ということで、もし面白いと思った方はTwitterなどでレビューを書いたりして広めてください!

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感想

すごい終わり方でした。

妹のジャンスを生き返らせるためにアティエが選択した先がまさかの並行世界。

もしも、あるいは、そういうあったかもしれない可能性の世界を並行世界と言います。そして、アティエが選んだ世界はジャンスが殺されなかった世界。

となると、どういう世界になるんでしょうか。アティエがオザンと出会わなかった世界。でも、アティエとオザンは出会う運命でした、というと聞こえは良いですが、様々な思惑により出会うことは確定しています。

その根本がどこにあるかは分かりませんが、今のところ分かる範囲で言えばジャンスの父親、つまりエルハンの父親が死ななかった世界、なのかなぁ…。正直ここらへんは確信が持てません。

しかし、ジャンスが生き残る世界は簡単です。アティエと出会っていなければオザンと関係を持つことはない、はず。いや、というかオザンと関係があってもアティエと姉妹でない以上ここまでは拗れませんでした。

つまり、オザンとは揉めなかったし、その後セルダルに殺されることもありません。となると、アティエと姉妹ではない世界になっちゃうんでしょうね。

まぁここはあくまでも私の想像に過ぎないんですけどね。

けれど、ジャンスというかエリフの反応からしてアティエのことを知らないのは間違いありません。ジャンスが生き残る世界を選択した結果がジャンスと出会わなかったというのは悲しいですね。

しかし、選択した以上は覆せないはずです。元の世界からかけ離れた世界でアティエはどういう反応を示し、なにを選択するのか、今年中に配信されるシーズン2が楽しみです。

母親のヒステリー

正直に言うとかなり不快なキャラクターでした。

アティエの話は全否定。挙句の果てに病人扱い。とはいえ、ここは仕方がありません。

現実的な話をすると、すでに亡くなっている祖母を見た。額に星マークがある少女を見た。最終的には自分の死体をみて卒倒。この事実だけを見ると間違いなくアティエには精神に問題があり、実際精神科医の先生も病状を言っていました。

だから、ここまではやたらヒステリーだなぁとは思いつつ納得できました。しかし、実際は祖母・ズフレは生きていて母・セラップはその事実を隠していた。隠し通すために娘のアティエを異常者扱い。

どう考えてもイカレているのは母親です。しかも、ヒステリーだからかなり不快感がありました。

ただどうなんでしょうね。セラップは理由なくズフレを隠していたわけではありません。幼少のころにズフレのせいで目の前で父親が射殺される。妹もそのときに殺害される。そりゃ確かに病む要素があります。

しかも、その原因が母親なんだから、娘の幸せのためにズフレを隠すというのは分からんでもありません。人によっては共感するかも。ただ私には子供はおらず、そういう感情が分からないのでかなり微妙な気持ちになりました。

結果的にジャンスが死んで、アティエも傷ついて、セラップは間違っていたのか正しかったのか。ここも正直なんとも言えないです。

ズフレと出会ったから不幸になったと言えるし、ズフレを隠したから不幸になったとも言えます。まぁ何であれセラップのヒステリーは不快でした。

オザンとジャンスの考えなし

あの終わり方を避けるにはどうしたら良いのか。

そもそもアティエとジャンスが出会わなければ問題なかった、というのが作中での答えでした。しかしそれは本当なんでしょうか。

例えばオザンとジャンスが理性的だったらどうでしょう。

オザンとジャンスが揉めた理由は浮気をしたからです。もしあのとき衝動的にならなければこうなっていないのでは?と思わんでもありません。

まぁ結局並行世界にアティエが移っているあたり、仮に浮気がなかったとしてもジャンスは殺されていたのかもしれません。

それはそれとしてオザンとジャンスの理性のなさは目につきました。

セルダルに命令する謎の声

アティエというドラマには様々な謎が残されています。

中でも個人的にもっとも気になっているのがセルダルに命令する謎の声です。テレビやパソコンなど様々な画面を乗っ取り、遺跡とアティエに関するアレコレを命令していたわけです。

では、どのようにして画面を乗っ取っていたのか。まぁハッキング的な何かだとは思うんですけど、それ普通に電話で良いじゃんってなって正直笑ってしまいます。なんであんなに中二病的な命令の仕方なんでしょうね。

これが例えば頭の中に語り掛けているとか、そういうものだと見栄えが良いというか、ミステリアスで良い感じだと思うんですけど、そうじゃないってことは少なくとも人間なんでしょうね。

色々ありすぎて悪魔とかいそうですけど。

でまぁ、結局シーズン1では正体は分かりませんでした。全ての元凶のような気がするこの謎の存在は、シーズン2で正体を明かすのか楽しみです。

1話冒頭のアティエ

謎と言えば一話冒頭のアティエも分からないままです。

棺桶から取り出され、埋葬されるアティエ。一方で何かから逃げる白装束のアティエ。

普通冒頭で謎を出すならそのシーズンで答えを出すと思うんですけど、アティエはまさかの未回答。ただ逆にいうとシーズン1で答えが出なかったということは、シーズン1の世界での出来事でない可能性があります。

実際埋葬するときにエルハンは居ませんでした。もし、元の世界ならエルハンは必ずいるはずです。

ただ、それはそれで分からないことがあります。埋葬されているアティエは何者なのか。逃げていたアティエは何者なのか。どちらが本物で偽物なのか、あるいはどちらも本物なのか。

個人的な予想は、並行世界のアティエとは別に元の世界のアティエもいた、と考えています。従来の並行世界を交えた物語とは違いますが、もっとも可能性が高く現実的なのはそれなんじゃないかと思いました。

まぁ普通に埋葬されているアティエが偽物なのかもしれませんが…。

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おわり

本当にもったいないと思うんですよね。

初めのほうにも書いてありますが、アティエは日本語の吹き替えがなく字幕のみ。それって凄いハードルだと思うんです。

しかも、トルコのドラマということもあり聞き覚えがないトルコ語で映像が頭に入ってこないという人もいるでしょう。

私はそれなりにドラマを見ることで慣れちゃいましたが、基本的に日本語の吹き替えで見ている人は厳しいですよね。

とか言いつつ、私も普段は日本語の吹き替えで見ているんですけどねw

非常に面白いドラマだったのは間違いありません。ただあの終わり方は良くも悪くも卑怯だなぁと思いました。まぁ何にせよシーズン2は2020年中に配信されるということでとても楽しみです。

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